-
2010.11.13 Saturday
-
「海の底」有川浩
-
JUGEMテーマ:読書有川氏の「海の底」読破^^
自衛隊三部作、これで全部読み切った☆
横須賀基地に突如現れる未知の生物。
人々を次々に食らう大量の巨大なエビらしき生物たちに、横須賀は危機的状況に陥る。
米軍領地内に取り残された潜水艦、「きりしお」
その中に逃げ込んだ二人の隊員と、子どもたち。
非常識事態に陥った彼らの、潜水艦内で繰り広げられるヒューマンドラマ。
そこには子どもたちの闘いがあり、恋があり、プライドがあり、家族とのつながりがある。
一方、対策本部では未知の生物相手に奔走する警察と自衛隊。
あらやる危機、困難に立ち向かう男たちがたまらなくカッコイイ。
冬原・夏木に始まり、どの人物も魅力的に感じる。
人物と心理描写が絶妙。
軍事関連の専門用語が多用され、時々付いていけなくなりかけたこともあったが、それを圧倒する物語の展開、筆力。
政府や米軍の黒いところを垣間見た気がするのだが、現実このような体たらくなのだろう。
明石や烏丸のような人物が現実にいたらきっと日本は変わるだろうに。
それにしても、最後の望の「私のことは忘れてください」から5年後の再会、やられたー。
「クジラの彼」再読しなければ。
-
2011.10.24 Monday
-
スポンサーサイト
-
-
posted by: スポンサードリンク | - | 14:12 | - | - |
- コメント